精神科訪問診療
医療法人社団こころみでは、グループ院で協力しながら精神科訪問診療を行っています。
精神科医の定期訪問と内科専門医のオンライン診療を組み合わせることで、心と体をトータルでサポートする精神科訪問診療であることが特徴です。
引きこもりで外出が困難な方、心身の不調で外出が困難になっている方は、ご自宅で心身の治療を受けることができます。
ご家族や医療介護関係のみなさま、通院が困難なケースは、当法人の精神科訪問診療のご相談ください。
概要は、「医療法人社団こころみ 精神科訪問診療のご案内」こちらをご覧ください。
ご自宅で心の治療を
心の病気は、様々な理由で通院治療ができないことがあります。
- 病気であると認めたくない
- 病気である自覚がない
- 不安が強くて外出できない
- 体が弱って外出できない
- 寝たきりで動けない
- 引きこもりで外出できない
たとえばうつ病では、100万人ほどの患者さんが通院されていると報告されていますが、潜在的には200万人あまりが医療につながっていないといわれています。
心の病気への理解は広まってきたとはいえ、まだまだ抵抗がある方も少なくなく、周りの方も本人の性格の問題などと考えがちになってしまいます。
また病状によって外出ができなくなってしまうこともあり、治療を中断してしまうと悪循環となってしまいます。
そこで私たちは、ご本人やご家族、地域のサポートされている皆様が通院治療が困難と感じている場合に、安心いただける精神科訪問診療を行っています。
心の治療を自宅でもできるように、そしてオンラインを利用して体の治療やカウンセリングも、ご自宅で続けていくことが可能です。
よくいただくご相談
当院によくいただくご相談を紹介させていただきます。
- ひきこもりによって外出できない方
- うつ症状で外出できない方(産後なども含む)
- 電車にのって外出ができない方(パニック障害など不安障害)
- 鍵を閉めたかの確認で外出できない方(強迫性障害など)
- 統合失調症などで外出できない方
- 引きこもりで外出できない
ご本人様が受診を拒まれる場合は、ご家族の相談にも対応させていただきます。
ご状況を伺って、訪問診療を開始していく中で治療関係性を少しずつ築いていきます。
ご相談いただく病気
精神科訪問診療でご相談いただく病気をご紹介していきます。
- 統合失調症
- 強迫性障害
- パニック障害
- うつ病
- 産後うつ病
- 双極性障害
- 発達障害
- 精神遅滞
- 認知症
高齢者の場合は、認知症でご相談をいただくことが多いです。
認知症では、その進行とともにBPSDと呼ばれる周辺症状でケアが大変になることが多く、不眠や不穏のコントロールは、精神科医がもっとも強みがある領域です。
当法人では、10名以上の内科専門医が在籍しておりますので、全身状態が安定している場合はオンラインで内科医による管理も可能です。
状態悪化時は、周辺の総合病院・大学病院とも医療連携が密接で、入院調整などを行うことが可能です。
関東労災病院や日本医科大学武蔵小杉病院、済生会東部病院などから、多くの先生が勤務いただいていますのでご安心ください。
精神科訪問診療の料金
当院は24時間対応は行っておりませんので、そのぶん医療費がリーズナブルとなります。
さらに自立支援医療制度を利用できますので、医療費の負担は1割、もしくは上限額となります。
訪問回数は月2回を原則として、状態が本当に安定してきた場合は月1回の訪問に移行していきます。
このため訪問診療費は、月5,000円以下となります。上限がある場合は、それを超えません。
オンライン内科診療の費用
こちらに関しては、通常のオンライン保険診療と同じ金額となります。
当院では訪問時に必要な検査を実施し、内科診療はオンラインで実施することができます。
対面診療の87%をイメージして費用が決まっていますが、訪問回数によって多少の差があります。
内科にかかわる部分は、自立支援医療の対象外となります。
オンラインカウンセリングの費用
カウンセリングは自費となってしまい、保険を適応することができません。
オンラインカウンセリングは通常の料金と同一となり、30分3,300円、50分5,500円となります。
クリニックに通院いただけると対面カウンセリングも行っており、その場合も同一料金となります。
当院の訪問エリア
当院では、半径8~10㎞圏内が診療範囲となります。
しかしながらこのエリアは渋滞も多く、当院から車で片道1時間圏内を訪問エリアとしています。
一部地域は対象外となってしまいますが、
- 中原区
- 高津区
- 宮前区
- 幸区の一部
- 港北区
- 都筑区
- 青葉区の一部
- 神奈川区の一部
- 鶴見区の一部
- 目黒区
- 世田谷区の一部
- 大田区の一部
- 品川区の一部
当院の訪問診療の特徴
当法人の訪問診療の特徴をご紹介させていただきます。
- 経験豊富な精神科医が担当
- オンラインで内科・皮膚科・カウンセリングもサポート
- PSWや看護師などのスタッフが充実
- 総合病院や訪問看護ステーションとの連携
- 法人7院での豊富な治療選択肢
経験豊富な精神科医が対応
当法人には、常勤精神科医が10名以上、非常勤精神科医も複数在籍しています。
当院には、経験豊富な精神科医が多数在籍しています。
私たちこころみクリニックは、積極的に情報発信をしておりますので、様々な患者様からのご相談をいただきます。
精神科外来での経験を十分に重ねた医師が対応させていただきますので、どうぞご安心ください。
オンラインで内科・皮膚科・カウンセリングもサポート
当院では、元住吉に2院、上野に1院の内科クリニックがあります。
内科医も常勤が2名、非常勤が20~30名ほど在籍しており、大学病院や総合病院の様々な分野の専門医が多数在籍しています。
これらの医師によるオンライン診療を受けることが可能で、皮膚科診療にも対応します。
また臨床心理士によるオンラインカウンセリングも対応可能で、当院の臨床心理士だけでなく、提携している日本最大のオンラインカウンセリングcotreeとも相談が可能となります。
PSWや看護師などスタッフが充実
精神保健福祉士が常勤で3名在籍しており、制度や施設利用のサポートを行うことができます。
また看護師や管理栄養士なども多数在籍しており、心身の両面でのサポートが可能となります。
総合病院や訪問看護ステーションとの連携
これまでの診療の中で、周辺の総合病院や大学病院と密接な連携が構築されています。
もちろん精神科病院についても、理事長が勤務していた紫雲会横浜病院をはじめ、万が一の入院時調整もスムーズに行うことができます。
訪問看護ステーションについては、当法人として行うことも可能ではありますが、良い訪問看護事業者さんと連携を取りながら進めていく方針を取っています。
第三者の目がはいることで医療水準を保っていくことだけでなく、私たちも共に学びを深めていきたいと考えています。
法人7院での豊富な治療選択肢
当法人は、神奈川に4院、東京に3院の7クリニックを運営しています。
そのうち新しい心の治療であるrTMS療法を行っている東京横浜TMSクリニックは、私たちが治療と臨床研究を並行して行ってきたことで、日本での治療臨床をリードしています。
今後はデイケア・リワーク施設の開設なども計画しており、治療選択肢を増やしていくことで「診療の質」の向上に努めています。
状態がよくなれば通院治療に切り替え、当法人で通院と在宅と、一連の治療を安心して行っていくことが可能です。
ご家族・医療介護関係の方へ
これまで当法人の訪問診療について、お伝えしてまいりました。
私たちは、自身が「友達や家族を紹介できる医療」を心がけることを行動規範としています。
それは心の医療が、ときには担当した医師によって人生が変わることを目の当たりにしてきたからです。
私たち医療法人社団こころみは、「誰もが安心して相談できる医療機関」という社会インフラとして広げていくことがミッションです。
病院でお待ちしているのではなく、生活の場で私たちの医療を提供していくことで、ご家族と支援されていている方々のお力になれたら幸いです。
心身のことでお困りのことがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。
- TEL:080-7170-0100
- FAX:044-299-7090
- MAIL:cocoromi.houmonclinic@gmail.com
執筆者紹介

大澤 亮太
医療法人社団こころみ理事長
精神保健指定医/日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医/コンサータ登録医/認知症サポート医